

まず強度を確保する為、鉄板を玄関柱に沿って湾曲をつけ内部に埋め込みます。その際、腐れて弱くなっている木は思い切って切断します。
鉄板をビス止めと接着材で充分に固定してから表面をパテで埋め尽くします。柱のラインをきれいに再現する為、パテが硬化したらペーパーで磨き、またパテ付けをしては硬化を待ちペーパー磨き…と、何度か繰り返します。


腐食は柱一周分、70%近く進行していました。
雪の降る日で手が悴んできましたが、成形は入念に行ないます。

成形が終われば塗装ですが、今回は上から下の柱台まで柱一本分塗る事にしました。
全体をペーパーがけで目粗ししてからハケで塗っていきます。
ムラ無く仕上げ、塗装面が乾けば完成です。


陽も暮れ、雪が止む頃お客様宅を後にしました。
寒さにも負けず、力の限り工事させて頂きました。
玄関はお住まいの”顔”です! 柱の腐食というストレスが解消され、お客様に喜んで頂ける事が私どもの喜びでもあります!