白木なので”方向変色”します。艶あわせも難儀なのですが、結構深いキズです。

生活されているうちにどうしても日焼けが起こり、補修箇所が浮かび上がる恐れが大有りなので慎重に手をつけなければなりません。
充填材を馴染ませる為に通常木目に沿って彫刻等などで部材を削り取ったりするのですが、今回は極力キズの範囲を広げないよう慎重にやります。
また直射日光のあたる場所での作業は個人的にやりにくく感じます。日中の色と、夜室内灯をつけた時では色見が変わるので十分それを頭に入れておかなければなりません。

如何でしょう?着色は生活目線での仕上がりです。
呼吸している白木相手に緊迫の時間でした。