フローリングの原状回復工事です。




事前の現調で傷み具合は確認していましたので、パテ材や研磨材を充分に準備して行きました。
こちらのお部屋のフローリングは写真以外にも大きく破損したところが1箇所、長い線傷が2箇所、ベランダ付近の色褪せが1箇所、小傷が無数に有りました。
お客様から頂いた時間は3人工(20時間余り)。写真の箇所でおよそ2〜2.5人工分は使いました。
今回の様に痛んだ箇所が広範囲の場合は、傷の箇所それぞれの時間配分が大切です。
まず大きく捲れた箇所の周囲も表面の劣化が著しいので、接着剤などで圧着して今後の捲れ予防をしておきます。


フローリングの目地も正確に成形。
ここまでで1〜1.5人工の時間を費やします。

あとはひたすら着色。
お客様から頂いた時間(ご予算)の許す限り、木目を描いていきます。

”方向変色”を押さえる為に、今回はエアブラシも用いてぼかしながら色を吹き付けます。

ツヤ合わせと保護膜もしっかり形成して作業完了。

大掛かりな工事でしたが、お蔭様でお客様にもご満足頂けました。