
今回の補修依頼箇所はタテ枠一本とそれに付随する見切りです。

引っ掻き傷のついた範囲の見切りは切断して取り替えます。

繋ぎ目はパテをうち、着色して分からない様に処理します。

タテ枠の引っ掻き傷は少し「方向変色」を起こすので、描き込み過ぎずにぼかしながら着色していきます。
築年数が随分経っているお部屋の場合、補修を施す箇所(枠の下部)と何も手を加えない箇所(枠の上部)とで、色見や艶感に違和感が出やすいものです。着色などは描き込み過ぎず、作業中何度も遠目で確認しながらタテ枠一本の全体のバランス、もしくはお部屋全体とのバランスを考え作業を進めます。これは新築と違い”原状回復”の現場をスムーズに施工していくコツだと思います。


5時間程度の補修作業でした。
あとは襖やクロスを新たに張り替えれば、ペットがいた事はすっかり分からないと思いますよ(^0^)/