所です。
明けましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い致します。
長い間開けなかったリペアスクールも2月に開催致します。
2012年はスクールをさらに充実させ『九州リペアネットワーク』を軌道に乗せていきたいと思っております。
今年最初のリペア日記は、補修業務に携わり今年で3年目を迎える倉光君からの報告です。
彼は補修の他にも、断熱作業や樋、軒天作業をはじめとする『新築工事』そして『リフォーム工事』など、弊社が行なっている工事のほとんどに対応できるスペシャリストです!
住宅の内装・外装工事に幅広く携わり、その知識と技術を補修工事にも取り入れて活躍しております。
今後とも宜しくお願い致します。
●お初にお目にかかります。倉光と申します。
初めてのリペア日記〜 まず無垢材のフローリング補修を紹介します。

今回の現場はお客様がご入居済みでしたので、シンナーなどの臭いに気を配りながら作業しました。
お引越の際モノを落としてついたキズだそうです。
無垢材(天然木)で柔らかいフローリングでしたので、凹みキズの周囲に膨らみや出っ張りは感じられませんでした。
もしモノが当った衝撃で膨らみなどが出ていれば、彫刻刀などで削り取るのですが、無垢材は高い確率で”方向変色”を起こします。今回は削る必要が無く、方向変色する範囲も最小限に抑えられました。

パテの色を調合して凹みに充填します。
方向変色を避けるため今回は筆で着色などせず、パテ材のみで木目の風合いを表現してみました。
仕上げのツヤ合わせで用いるフローリングWAXやラッカースプレーも今回の無垢材にはNGでしたので、パテの表面を丁寧に研磨してツヤを合わせ(ツヤを落とし)ました。
お客様から「こんなに分からなくなるとは思っていなかった」と言うお言葉を頂き、自分も満足の行く仕事ができたと感じました。
作業完了後にお客様から美味しいコーヒーも頂きました。ありがとうございました。